黒騎士-ブラックナイト-

侵略と再会


「城下町を……“異人”が襲っています!!!!」

書物倉庫でルーゼンと“異人”の繋がりを調べていたリィナとフィルに、突然の緊急事態。

「まさか……レイドもいるんじゃ……!」

「まだ確認できておりませんが、既に国民に怪我人や死人が……!今は騎士たちが出向き、応戦しております!」

「…………!!」

リィナは歯を食い縛った。

ダッ!

フィルは駆け出した。

「俺も城下町に行く!王女、早くスーハと王座の間へ!」

「頼むわ。スーハ、お願い。」

「はっ!」

書物倉庫に誰もいなくなった。



ゴォォォオオオ!!!

「きゃーー!!誰か助けて……!!」

ズドォッッン!!!!!

「うあぁぁああ!!!」

城下町は、火で焼かれたり、風の刃にやられたりしていた。

騎士たちは、空をめがけて魔法を放つ。

「クソか。弱いんだよ!!!」

空からバリックは火を放った。

ゴォォォオオオッッ!!!!!

「うあぁぁああああ!!!」

「これぐらいにしておけ。」

オルディンがバリックの肩を掴んだ。

「まだ気が収まねぇよ……!!こんな奴等に……!」

バリックは怒りが浸透している。

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