晴れ空男子
「あっ、美雨―!!」



 急に俺の目の前に走ってきた水谷。





 そのまま美雨にハグ。









 おいおいおい……俺だってしてぇのに。






 そんな俺の気持ちを察したのか、水谷の彼氏が俺に近づいてきた。






「…わりぃな。純の癖なんだよ」

「…大丈夫」

「あ、俺…怜司。安藤怜司」

「おぉ…菊池空」




 知ってる。と言って笑った安藤怜司。




「空でいい? 俺は怜司でいいから」

「分かった。空でいい」





 ずいぶんとラフな格好…俺もだけど。






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