晴れ空男子
 そりゃ、パパだもん。



「…どこかで見たことあるお顔ですね…」



 美陽さんも不思議そうに見てる。




 いや…パパ…ですけど。





 なかなか話を持ち出せない空気。





「初めまして。美雨の父の北見蓮です」

「…親父さん!?」

「そうですよ」

「…親父さん……失礼ですけど…何歳?」

「40代」

「…20代に見えた」





 20代って……。





「いやいや…お恥ずかしい」

「美雨がこんなに美人で可愛いのがわかった気がする」

「美雨は母親似ですよ」

「…美人なんでしょうね~」




 美陽さんも混じって話しをしてる。




「あっ…蓮さん。今年の夏休み、お宅の娘さん…お借りしてもよろしいでしょうか?」

「…というと?」

「バイト…この店で」

「いいですよ。そろそろ社会勉強も必要です」

「じゃあ、決定ね。美雨ちゃん」




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