晴れ空男子
「空君に父親はいないんだ。ついでに……母親も」

「え?」






 空には…パパとママが……いない?




 でもあんな笑顔…





「家もなかったんだ」

「…」







「ほら、学校ついた」

「…行ってきます」





 車から降りて学校に入った。





 ちょうど、靴箱のところに空がいた。





「おは…」






 さっき知った空の真実。




 いつもの笑顔を向けていいの?





 家は今どうしてるの?



 パパとママは?





 疑問だらけでどうすればいいかわからない。


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