悪女
ピンポーン――
「はい」
大石が出てきた
「あの、こういうものです」
警察手帳を見せると大石は軽く動揺した
「…なんですか?」
「あの、ここら辺で18、9歳くらいの女性を見ませんでした?」
「特徴は長めの髪に幼く見える顔です」
大石は少し考えて言った
「ちょっと…わからないです」
わからない?
まだ会ってないのか?
「…そうですか、なにかわかったらここに電話してください」
俺は名刺を渡すと頭を下げ車に戻った