気づいたら、大好きでした。
何十分かしてようやく
球場に着いた。


「じゃあ、自転車は
この辺に停めててね」

と言って先輩は球場に
入って行ってしまった。



─あたし頑張れるかな‥

どんな人がいるんだろ。

そんな不安な気持ちを
胸に、あたしも球場に
入った。



球場に入った途端に
痛いほどのみんなの
視線を浴びる─。



しばらくすると
キャプテンの倉持さんが
集合をかけた。

どうしたらいいのか
分からず戸惑っていると 「こっちおいで」と
倉持さんが呼んでくれた

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