Love&Cocktail
――バシャッ!!
!!
あたしはいきなり右肩に熱さを感じて顔をしかめた。
な……に……?
あたしは思わずしゃがみ込む。
「す、すみません美島さん!大丈夫ですか!?」
助手さんがポットを置きながらあたしに近寄る。
あぁそうか…。
ポットのお湯があたしの肩に掛かっちゃったんだ…。
どう…しよ…。
「――ごめん、ちょっと退いて」
えっ?
あたしは顔を上げる。
「優人さん……」
そこにいたのは、さっきまで人と話をしていた優人さんだった。
「乃愛、大丈夫か!?お湯が掛かったのか!?」
優人さんはあたしに目線を合わせ、しゃがみ込む。