Love&Cocktail

「………………」




「はは、信じられないって感じの顔だね」




あたしは長谷川さんの言葉にハッとする。




「あ、えっと…」




あたしはあからさまに慌てる。




だって…




長谷川さんがあたしを…?




「は、長谷川さん……」




「ん?」




「あたしを…好きって…本気……ですか?」




すると長谷川さんはフッと笑みを漏らし、あたしの頬に触れてきた。




「うん、本気だよ。君が好きだ、乃愛ちゃん」




どうやら本気みたい…。




長谷川さんの瞳がそう物語っていた。




「あ、あたし……」




「あ、今すぐに返事しろなんて言わないから。ゆっくり考えて?」



長谷川さんはあたしの言葉を遮るように言った。




< 24 / 336 >

この作品をシェア

pagetop