モテモテ★HighSchool~u ♡ n ♥ meiの出逢い~

嫉妬

学校に着くと、女の子が人だかりを作っていた。

何事かと人ごみをかき分け、中を見ると雅人が中心に居た。


「雪、やっと見つけた」

「何で!?」


私が驚いてその場から立ち去ろうとすると、

雅人が私を追いかけてやってきて、
その後ろからさらに女の子が追いかけてきて
何かおかしな状況になっていた。


「もういい加減にしてよ」


「雪ぃ!待てって言ってるだろ」


私は教室に入り、自分の席に座った。
雅人が私の目の前に来ても、無視をした。


「俺の事もっと見ろよ。なぁ、雪」


女軍団の中の一人が口を出した。


「ちょっと、雅人!この女とどういう関係?」


「お前になんか関係ないだろ!早く教室行けよ!
たった一度寝たくらいで俺の女ヅラしてんじゃねえよ」


「何それ。最低!」


女たちがゾロゾロと教室から出ていった。


「あんたも早くこの教室から出て行ってよ」


私が冷たい目をして雅人に言う。


「雪と一緒に居たいんだよ」


「何よ!1回ヤッたぐらいじゃ彼女じゃないんでしょ!
だったらいいじゃない。もう関わらないで」


「それはあの女の場合だよ。雪は俺にとって大切な女なんだ」


「もうウルサイ!出て行って!」


雅人がトボトボと教室を出る。
廊下でゴミ箱を思いっきり蹴る音がする。


クラスの女の子が恐る恐る私に声をかけてくる。


「雪…ちゃんって田中先輩とどういう関係なの?」


「別に何でもないよ」


「そうなの?」


「うん」


「そうなんだ。良かった」


「もしかしてあなた、先輩の事好きなの?」


「うん。ずっと好きなんだ」


「何であんな人が好きなの?」


「だって先輩は学校中の憧れの的だよ。
カッコイイし、スポーツも勉強もできるし」


「そうなんだ。スポーツって何やってるの?」


「もしかして雪ちゃん、先輩の事何も知らないの?」


「だって興味もなかったし」


「でも段々興味持ち出したって事?」


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