+. マフィア女 と ヤクザ男 .+
父「おはよう我が愛しい娘よ、今日も一段と可愛いね」

朝っぱらから人をイライラさせる才能を持っているようだ、この男は。

ライ「……おはよう、あと今すぐそのつまらない口を閉じろ」

お世辞にも口がいいとは言えない ←

母「ほら早く食べて学校に行く!アナタも仕事があるでしょ?」


父「は〜い、じゃあ行ってくるよmy honey(チュッ)」

母「行ってらっしゃいアナタ(チュッ)」


朝から目の前でイチャイチャブリを見せつけられてはたまったものでもないが


正直言って……"羨ましい"!

私の1日の朝はこんな感じで始まる

母「ライもほら、食べたら車に乗って学校行きなさい」


ライ「はーい、行ってきます」

白「よっ、朝から冴えない顔してんなぁ元気よくいこうぜ?」

朝から失礼な事を言ってくるコイツは"白(ビャク)"blood moon"の幹部の1人兼私のお世話係りをしている男

顔も身長もそこそこで強さもかなりのものだが言葉に難あり

ライ「五月蝿い、いいから早く出発しろ」

いつものことだが運転席を蹴りつけ軽く脅すがヘラヘラ笑って受け流される。


そして車は学校の校門の前で止まる――
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