【完】風に恋をする。
「なぁ、佳織は?」
「あいつならもう病院」
「…そっか」
「風馬」
「わかってる。まだ閉会式が残ってる」
「…」
風花は生きてる。
そうわかってるのに…なんだ??
この違和感。
胸の奥が、むずむずする。
しばらくすれば、部長がぶっちぎりの一位で俺の元にきた。
「部長、おめでとうございます」
「…あぁ、お前もな」
…部長?
「…なぁ、風馬。ごめん」
「ぇ、なんのことっすか? ぁ、練習のことならなにも」
「違う。ほんと…わりぃっ…」
初めて見る、部長の涙に、俺は…嫌な予感がした。