【完】風に恋をする。





「なぁ、佳織は?」

「あいつならもう病院」

「…そっか」

「風馬」

「わかってる。まだ閉会式が残ってる」

「…」


風花は生きてる。


そうわかってるのに…なんだ??

この違和感。



胸の奥が、むずむずする。



しばらくすれば、部長がぶっちぎりの一位で俺の元にきた。


「部長、おめでとうございます」

「…あぁ、お前もな」


…部長?


「…なぁ、風馬。ごめん」

「ぇ、なんのことっすか? ぁ、練習のことならなにも」

「違う。ほんと…わりぃっ…」


初めて見る、部長の涙に、俺は…嫌な予感がした。







< 236 / 260 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop