【完】風に恋をする。






遊びに行くとか初めてだぁ!!


「ケータイ貸して」

「ぁ…もってない」


必要性を感じなかったから。


啓くんは一瞬目を丸くしたけど、すぐに優しく笑った。



「んじゃ、次は記録会で」




ちゅっ






…っ?!?!



あたしの頬に、小さなリップ音。


頭が理解した時には、顔がめちゃくちゃ熱くなった。

きっと、今のあたしはタコのように顔が赤いんだろう。







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