私はダメ人間じゃない~ネットカフェ難民の叫び~
私と春樹は関係を持つようになったが、それを会社に持ち込むことは極力さけていた。
なぜなら、派遣社員同士の恋愛が発覚すると、まず間違いなくどちらかが職場をスライドさせられるからだ。
表向きは仕事に支障をきたす、ということらしいが、当の派遣会社の管理社員は、手当たり次第に女子社員を誘っては、何とか関係を持とうと必死になっている。
これじゃ、単にやっかみと言われても仕方がない。
とにかく、会社で必要以上の会話はもちろん、目をあわすことにさえ気をつけていた。
が、それでも敏感に感じ取る人間はいる。
「ねえ、海野さんって、岬くんと付き合ってるの?」
ちょうど、機械の微妙な調整をしているときに、無遠慮に問いかけてきたのは渡辺だった。
おかげで手元が狂い、大きく設定がずれてしまった。また最初から調整しなおしだ。
「なに?」
苛立つ心を、そのまま言葉に乗せて答えていた。
「最近さ、なんか岬くんと仲良いみたいだけど」
「どこが」
それ以上会話を続けたくなくて、私は機械に向き直った。
なぜなら、派遣社員同士の恋愛が発覚すると、まず間違いなくどちらかが職場をスライドさせられるからだ。
表向きは仕事に支障をきたす、ということらしいが、当の派遣会社の管理社員は、手当たり次第に女子社員を誘っては、何とか関係を持とうと必死になっている。
これじゃ、単にやっかみと言われても仕方がない。
とにかく、会社で必要以上の会話はもちろん、目をあわすことにさえ気をつけていた。
が、それでも敏感に感じ取る人間はいる。
「ねえ、海野さんって、岬くんと付き合ってるの?」
ちょうど、機械の微妙な調整をしているときに、無遠慮に問いかけてきたのは渡辺だった。
おかげで手元が狂い、大きく設定がずれてしまった。また最初から調整しなおしだ。
「なに?」
苛立つ心を、そのまま言葉に乗せて答えていた。
「最近さ、なんか岬くんと仲良いみたいだけど」
「どこが」
それ以上会話を続けたくなくて、私は機械に向き直った。