晴れ時々@先生の妹【第1巻】




「――どうした?」







「………っないの!」







「何が…………?」








――もしかして、ボディーソープがもうなかったとか……?








バスタオルが体からずり落ちないようにしっかりと手で押さえ、恥ずかしそうにしている二戸 梨杏。







「……脱いだ物は、一式シャワーを浴びる前にいつものクセで洗濯機の中へ入れてしまったし。だから――、私の替えの服と……、上下の下着やブラジャーが……ないんです」








バスタオル一枚でモジモジしている二戸 梨杏。







「それに…、メイク落としやメイク道具も。その他モロモロ……――」








――えっ!?まじで???






俺も洗濯機の中を確認せずに俺の洗濯物をドバッと上から入れたから…、今頃ぐるぐる回ってるはずだよな――。






あっーー、まじで、ヤバいぞ!!


< 177 / 277 >

この作品をシェア

pagetop