晴れ時々@先生の妹【第1巻】
やり直しが済んだ答案用紙を学校の鞄の中にしまう二戸 梨杏。
休憩もとらずに、取り込んだ洗濯物が入っているカゴを床へ置き、アイロンとアイロン台を運ぶ中村先生。
そして、明日から学校に着ていくブラウスのシャツに熱くなったアイロンを丁寧に押し当てていく。
スチームの白い蒸気が時々アイロンからプシューと勢い良く出ている。
特に、襟元や袖口を手でピンと真っ直ぐに伸ばしながらアイロンを滑らせる中村先生。
そんな中村先生の背中を近くからじっと見つめている二戸 梨杏。
――アイロンをかけている中村先生の背中が広く見える。
こんなにゆっくりと先生の背中を見る機会は今までなかった。
先生、凄く肩幅が広いねー。
後ろから抱きつきたくなるような男っぽい背中。
見ているだけで、幸せな気持ちになる――。