初恋













「ハナちゃん!大学どうだった?」



「受かった!指定校万歳っ!」



「おめでとうっ!俺もセンター頑張らなきゃなぁ」


「高木、どこ受けるの?」





「内緒〜っ」


「ふーん。」


「知りたい?知りたい?」

「…いや、べつにー」


「じゃあ受かるまで教えなーい」






そんな会話をしてから

3ヶ月後。

俺らは晴れて同じ大学の生徒となった。




卒業式に
「ハナちゃんと同じ大学だよ☆」


と言うとさっきまで泣きじゃくってたのに


イヤー!!!!!!!!


と叫ぶほど、この一年で彼女は変わった。








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