〇●ポーカーフェイス●〇

篠原葵や西岡俊介そして末永に私の中身はかき乱されている




そもそも西岡俊介の頼みで今現在知らない男と会おうとしている
金持ちだと聞いて引き受けたものの、そんなにお金があるとは信じがたい
男子高生が言っている金持ちなんてたかが知れている。
しかも同級生と繋がりがある人とそういう関係を持つのは面倒だ




それをわかっていながら私はココで人を待っている




何のために…





私は首を横に振り目を閉じた
変なことを考えるのはやめよう





そう自分に言い聞かせた時





「結愛ちゃん??」






そんな声とに現実に引き戻され、目を開けた時目の前には私を覗き込む男がいた






私はその男をまっすぐ見て
「はい」
と、それだけ言った





男はにこっと笑う
「俊介の知り合いの宏太です。待たせてごめんね、外に車置いてあるから行こうか」






そう言い、テーブルに置いてある伝票を取りお会計を済ませた





私は何も言わずにカフェを出た




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