〇●ポーカーフェイス●〇
「黙れ。これ以上何も言うな。お前の体はお前だけのものじゃない。母親と父親がここまで育ててくれたから今のお前があるんだよ。その体を安売りするんじゃねえよ。両親にしつれいだろ。」
そんな末永の言葉を聞いて私は末永に近寄り、睨みつける
「親ならね、子供を育てるのは義務でしょ。勝手に生んだんだから当たり前のことでしょ?いま私が何をしようと誰にも関係ない。親にもあんたにもね。」
そんな私の言葉に末永は何も言わない
ただただ私を見ていた
まるで汚い元を見るように
それでいい
そうやってみんないなくなればいい
私から離れていけばいい
「なに?何も言うことないわけ?あ、そうだ。あんたお金に困ってるんだよね?貸してあげてもいいよ?修学旅行もいけるし、部活も入れば?」
そう言って財布の中から札束を取り出し、末永の手に持たせた
末永はそのお金を見下ろすと私の手を振り払い、札束をぐちゃぐちゃにし床にたたきつけた
「こんなきたねえ金いらねえんだよ」
そんな怒鳴り声が響き渡った
末永は素早く制服に着替え、鞄を持ち部屋のドアの前に行き一度振り返る
「おまえきたねえよ。もう触んじゃねえ。」
そう私をまっすぐ見つめ、部屋を出て行った。