〇●ポーカーフェイス●〇
しばらくすると末永は部屋に戻ってきた
私は立ち上がり、末永に近づいた
「で、説明しろよ。さっきのことと、この部屋と」
私は末永をまっすぐ見つめ、口を開いた
「痴漢されたのは今日が初めてじゃない。震えていたのも泣きそうになって居たのも全部いついも通り」
「意味が分からない」
「お金。」
「は?」
「ああいうバカな親父から痴漢をした慰謝料としてお金をもらう。それを邪魔をしたのがあんた。あの親父からは5万はとるはずだったのに」
そんな私の言葉に末永は言葉を失っていた
ただただ私の目を見ていた
「ほんと世間のああいう奴ってゴミのようにいるんだよね。自分の性欲も抑えられない。いい大人がバカみたいだよね?みんな警察に言うって言ったらホイホイお金出してくるわよ。ほんと笑っちゃう。どうしたの?何か言えば?」
末永は私をぼーっと見つめる
「いや、意味が分からない。何で」
「何でってお金がほしいからに決まってるでしょ?男ってホントバカ。一回寝るだけでちやほやしてお金までくれる。この部屋だってそう。男が私のために買い取ってくれた部屋。ここでセックスするだけで何万も出してくる。あーほんとバカなやつばっか
あ、せっかくシャワーも浴びたしセックスしてあげてもいいよ。一応クラスメイトだしお金はいらないわ」
そう言って末永の首筋にキスをする
末永は私を振り払い、突き飛ばした
「触んな。さっきからお金お金ってそんな金が大事かよ」
私を睨みつける末永
そんな末永を見上げ笑った
「大事に決まってるでしょ?お金があればなんでもできる。あんたが一番わかるんじゃないの?バカな男とセックスして、不潔な男に痴漢されて、それが私の生活費になる。セックスしても何も減らないからねー。そうだ、あんたもいい外見持ってんだからそこら辺の女とやってみれば?」