君だけに
「はぁ…」
「どうしたの?」
俺がため息をつくと、後ろから愛しい人の声がした。
「ライ!」
「なに?」
どうやらライの機嫌は今とてもいいらしい。
ニコニコしながら俺の席の前に立った。
「ねぇ、今日一緒に駅前のカフェに行かない?」
「えっ!あ、あぁ、うん。行く!」
やべぇ…ライからの誘いとか久しぶりすぎてドキドキする……
前を見るとライがニコニコしながら俺を見つめる。
……か…かわいい……