君へ願うこと
④ 「陸の事、何も知らないクセに彼女面しないで!」


新学期が始まった。




「おはよう如月さん」


「お、おはよう」


実を言うと


市ノ瀬君とは


あの夏祭り以来一度も会っていなくて。


だからなのか

それとも抱きしめられたからなのか



妙に意識してしまう。


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