BRACK ANGEL~彼とあたしの秘密の関係~
「だけど、本来このブランドは高校生から大学生、学生に向けて作ったの。
だからかわいいデザインもある。
でも、海外のモデルを起用することによってなんとなく大人びたイメージを与えてしまった。
2人も、そんなイメージじゃないかしら?」
…確かに。
アプリコットはかわいいけど、ちょっと大人っぽくて高校生には手が出せない雰囲気がある。
「だから、来月から現役の学生で、しかも今人気絶頂の2人に専属をお願いしたいの。」
綿谷社長の真剣な思いが伝わってくる。
「もう、2人の事務所の社長さんにはOKをいただいているから、あとはあなたたちから返事をもらうだけなの。
お願いできないかしら?」
…どうしようか、なんて迷う選択肢はあたしにはない。
もう社長に話がいってるならなおさら。
まぁ今回は、あたしの好きなブランドの専属になれるんだから、よろこんで引き受けるけど。
「はい。ぜひやらせていただきます。」
にっこりと綿谷社長に返事をした。
「杏樹ちゃん、ありがとう。
…佐倉くんはどうかしら?」