光をもとめて
「ってぇなテメェ!!」
「終わったならさっさと帰れ。綾都が可哀想だろ」
あたしを指差す陣平に真白は膨れっ面をして、
「うっせーな、わーってるよ。つか何お前馴れ馴れしく“綾都”なんて呼び捨てにしてんだよ!」
「別にいいだろ。お前の彼女じゃねぇんだし」
意地悪く笑う陣平に腹を立てた真白は、ズンズンと足音をたてながら強くあたしの腕を引っ張って部屋から出ようとする。
「綾都またな」
「うん、またね」
陣平は微笑んであたしを見送ってくれた。