光をもとめて
ユキちゃんちは真白の家みたいに必要最低限のものしか置いてないから広い。
ココアを少しずつ飲みながら雨が降る外を窓から眺めていると、ユキちゃんが戻ってきた。
上半身裸で髪を拭きながら、マグカップを片手に持っていた。
「服、乾燥機にかけてるから」
「ん。ありがと」
ユキちゃんはカップをテーブルに置くと、背を向けてシャツを着始めた。
ユキちゃんの背中に彫られた十字架のトライバルタトゥー。
それを見たのは“あの時”以来だ…。