先生、今日もお家でレッスンしましょう!
「凍馬(とうま)・・・聞いていたのか」
「悪いね・・・で、何が「歳の離れた子」なんだ?」
「それは・・・」

――――――
――――――

近くの椅子に腰掛けてアイスカフェオレを飲みながら向けられた視線に耐えられず、俺は溜め息を1つつくと話し出した。

「実は・・・最近家庭教師をしているんだが、その教え子が頭から離れなくてな」

「へぇ・・・和志もやっと恋愛する気になったんだな」

「俺は人並みにはしていた。」

「そんなことないだろ?麻衣と別れてから全然じゃないか」
「・・・かもな」
「まぁ良い、で、20年近く全く女っ気なかったお前が惚れたのは何処の誰だい?」

「・・・・・・・・・・・・、麻衣の娘の夕菜君だ」
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