教えて!恋愛の女神様
「一瞬びっくりしたけど、あまり反省していないみたいだった。『ばっかじゃねーの、男は俺だけじゃないっつーの』とか言っていた」
「信じられない……心の底からクサっているわね」
「今でも俺はとても後悔している。もっとしつこく言っておけば、あの子は死なずにすんだんじゃないかって」
「そんな事ないよ。私は今、翔太君の一生懸命さがヒシヒシと伝わってきたもん。彼女がそれでも復縁してしまったのは、翔太君にはどうしようもできないほどの理由があったんじゃないかな」
「だといいんだけど」
翔太の表情は一向に明るくならない。よほど責任を感じているのだろう。そんな彼を見ていたら、励ましてあげたくなった。自分の身に危険が迫っているというのに、どうしても励ましてあげたくなった。
「翔太君、元気出して。大丈夫、私なら鉄平の事、かるーく跳ね返しちゃうから。復縁なんて絶対にしないから」
「そこまで断言してくれると、心強いな。君なら大丈夫な気がしてきた」
「うん、大船に乗った気でいて」
「本当に大丈夫?」
「うん。ありがとう灯ちゃん」
「困った事があったら言って。手伝うから」
「そうだね。俺も手伝うよ」
「じゃあ翔太君、困った事があったら連絡するから、必ず助けに来て」
「もちろん。すべてを放りだして駆けつけるよ」
翔太は力強くうなづいた。そしてスラックスのポケットから携帯電話を取り出した。
「携帯の電話番号とメールアドレスを教えるよ。何かあったら必ず電話して」
「ありがとう!私のも教えるね」
思ってもみなかったタイミングで翔太の携帯電話の電話番号とメールアドレスを手に入れ、私はこ踊りしたくなった。
(鉄平に再会して最悪な気分だったけど、おかげで欲しかったものが手に入った。実は愛のキューピッドだったりして!)








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