教えて!恋愛の女神様
翔太はエリカをチラッと見ると、バス停へ向かって再び歩き出した。
「後悔したって、絶対知らないんだから!」
大声で叫んでも、けっして振り返られなかった。固い決意を物語るよう、前だけを向いて歩いていく。残されたエリカは悔しそうで、切なそうだった。表情も『後悔でいっぱい、でも謝れない』を物語っていた。しかしそれを伝えることができぬまま、翔太は去って行った。







< 163 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop