女の子のしたいこと
「もう行くね」

と私は席を立つ。

二枚あったパンの内、一枚は残した。

なんだか食欲が奇妙なぐらいに湧かなかった。

「おい、残すのか?」

皿を持って洗い場に持って行こうとすると、引き止められた。

「うん」

「じゃあくれ」

私はお兄ちゃんに皿ごと渡す。

「食いしん坊だね」

「昔からだからな」

とお兄ちゃんは笑った。
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