女の子のしたいこと
第一巻の半分あたりまで読み進めたところで、恭平は唐突に立ち上がる。



恭平の目には、いつもの恭平の目にはないような狂気じみた色が宿っていたりして、一体何事なのとわたしは戸惑う。



恭平はわたしの戸惑いなど気にしないで、何も言わないで、背後に回り込む。
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