郵便ヤギさん

IN黒ヤギさん宅


「黒ヤギさーん!!
お手紙です。」

赤ヤギさんが
黒ヤギさんの家の扉を叩きます。
すると、赤ヤギさんが
思っていたよりも早く
扉は開きました。
珍しい。
赤ヤギさんは素直にそう思いました。
何故なら、黒ヤギさんは
どこでも寝れるようなヤギさんだからです。

「お手紙…?」
…どうやら、まだ寝惚けているようですが。
「はい、そうです。」
赤ヤギさんがニッコリ笑ってそう言うと、
寝惚けている黒ヤギさんは
そのお手紙を食べてしまいました。
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