郵便ヤギさん
白ヤギさんから~

「黒ヤギさん、白ヤギさんからの
お返事ですよ~」
赤ヤギさんがいつもの様に
扉を叩いても、何の返答もありません。
どうしたんだろう?
と思い、赤ヤギさんは扉を
少し強く叩いてみました。
それでも、殆ど何も聞こえません。
ただ、鼾のような音が聞こえたので
まだ寝ているのでしょう。

赤ヤギさんは、そっと黒ヤギさんの
家のポストにお手紙を入れました。



…また、白ヤギさんと黒ヤギさんが
互いにお手紙を食べてしまうなんて
少しも思わずに。
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