政府より魔女へ

新時代をめざして

あれから多くの人が死んでいったが、絶滅することはなかった。

今、人間は、自然とともに歩み、守っていくことを意識している。

いずれは自然を道連れに滅んでいくかもしれない。

ただ、今ある生を、少しでも多くの自然と過ごしたい。

そもそも、それは人間の本能である。

己の技術に過剰な満足感と誇大。

自信はときに自分を害ない、地の果てへ突き落とす。

もはや、コロニーのなかった時代に生きた世代はなく、ずっとコロニーの中で、外を見なかった俺たちは、今こそ、外へと出ていく開発を進めなくてはならない。

コロニーの中でどうやって生きていくかという議論はもはや古い議題である。


すでにあらゆる研究者によって研究が進められている。

しかし、本当の意味で外に出られる見込みはない。

壊されたものはもう、元には戻らないのだ。
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