おじいさんの懐中時計
……誰?。僕を呼んでいるのは―。


「…瀬尾君!!。どうしたんだね。」

ハッと気がつくと、佐々木先生だった。


「瀬尾君、気分でも悪いのかい?。何だか、ボーとして…。」

「何でも、ないんです。気分、悪いんじゃありません。何でも…ありません。」


「そうかい、それならいいんだが―。」

周りで、くすくすと、女の子達が笑う。



―――また、窓の外に目をやると、雨が降り出していた。喧嘩をして、傘を持たずに来たことを思い出した。


…ついてないなー。まったく。





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