本当の理由



光輝達が帰って今の時間は…


「5時30分か…」


そろそろ保健室に戻らないと…。



―――…


ガラガラ…


「…有紀…?」


まだ先生帰ってきてないのかなぁ…?

保健室は静かだった。

だけど…

「ん…ゆ…り…」

声のする方へ行くと…

「…誘ってるの…?」

はぁ…とため息をつく。


少し胸元が開いて谷間が見えるくらいで…スカートからは白くて細い脚が太ももから見えていた。

そして何よりも…


「っ…寝顔可愛いすぎ//」



有紀の格好は僕の理性を飛ばすような状態だった。


僕以外の男に襲われたらどうするの…?

僕の気持ちも知らずに気持ちよさそうに寝ている有紀…。

「有紀のせいだからね…?」

僕はそう呟くと自分の唇をピンク色の唇に押し付けた。




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