あのゴールまで〜はじまり〜
□戦い


あれから月日がたち、今は5月。


そろそろ都大会地区予選にむけて、種目を決めなければならない時期だ。



あの大会で入賞した人は、全校朝礼で表彰された。



超嬉しくて、恥ずかしかったのを覚えている。




先日地区予選1日目があった。




地区予選は一日目は5月に。



2日目、3日目は6月だ。




句実先輩は一日目で200メートルで都大会をきめた。




リレーの予選もあったのだけど私は外された。



たまたまそのとき右腕を強く打って捻挫みたいな打撲みたいなことになっていて、



バトンを持てる状況ではなく、まあ、腕ふりもできる状況ではなかった。



私はそういうわけで外された。




それで結局、小学校で同じだった、私より速い、田辺桃というこが仮入部なしで入ってきて、



先生はその子のタイムを見てとても驚いていた。



ま、桃のことはおいておいて、


桃と私の次に速い、神山るりという子が走った。


でも結局、都大会行きは決められなかった。




あと、0.8秒。



私が入ればいけるタイムらしい。




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