あのゴールまで〜はじまり〜



津久野は腰バンをとって、こちらに駆け寄ってくる。



「仁おつかれ。はい、Tシャツと靴。」



大翔はアップシューズを地面におき、Tシャツを手渡す。



「津久野おつかれさま〜」



私達女子も声をかける。



「おうっ!」



津久野は軽くかえしてくる。




「次は流星だな」




唯斗がスタート地点をじっと見つめる。



もう4組はうちらが喋ったりしている間に終わってしまった。




「流星でかっ・・・


超目立つやん」



大翔が苦笑。



あ・・・始まる。
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