いつか君を忘れるまで
俺は、そんな事を考えながら、2杯目の生ビールに口を付けた。

俺は、出口に近いテーブルの端に座っていた。

テーブルの奥では、若いノリで盛り上がっているグループ、既にカップルが成立していそうな男女、気になる子に話し掛ける事が出来ないでいる手塚・・・

こういう場でも、気を使って会話に参加する必要がないなら、人間観察をするのはまあまあ楽しい。

俺は、合コンの様子を俯瞰で見ながら、タバコに火を点けた。
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