いつか君を忘れるまで
緊張。とは少し違う、その物憂げな態度が気になる。

俺は、短くなったタバコを揉み消した。

「ミホちゃん。俺で良かったら話聞くけど?」

その言葉に、彼女はハッとした様に顔を上げた。
が、次の瞬間、表情がみるみる崩れて行き、それを隠すように両手で顔を覆ってしまった。

やはり、何か思う所があったらしい。

俺は、ゆっくりとソファから立ち上がった。
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