天使のキス。
「そう、ありがとう」


透明な声でそう言って。


天使の笑顔を崩すことなく――…


タンタンタン…と、階段を下りていった。


森林の中にいるような


清々しい香りだけを残して。

< 166 / 921 >

この作品をシェア

pagetop