天使のキス。
それって…。


「えっと…」


変な想像をして、ちょっと顔が赤くなる。


赤い顔のまま、チラッと悠を仰ぎ見ると――…


悠は、にっこり笑って言った。


「正解♪
今、愛里が想像した通り」


そして、そのままあたしを抱き寄せ、そっとあたしの唇に触れた。


いつもより熱っぽいキスの後、囁く悠の熱い息に背筋にビクンと電流が走る。


「この続きは。
明日…ね?」


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