天使のキス。
日曜日の朝。
「おはよう…」
あまり寝られず、腫れぼったい目と顔でリビングに行く。
「…っと、あれ?
悠は?」
学校の日も休みの日も早起きの悠がリビングにいない。
いつもはソファに寝転んで大量の新聞を読んでいるのに。
しかも、あたしには読めない英字新聞まで。
それは何気に嫌味な光景だったけど、綺麗にたたまれたまま積み上げられた新聞だけを見るのも味気ない。
だって、どうせあたしには読めないんだし。