天使のキス。
――はぃぃぃ!?


これって…
これって…


「仕方ないな。
挨拶のキスくらいで腰を抜かしたまぬけなおまえを。
オレが1階まで抱いてってやるよ」


ひゃ―っ!!
お姫様抱っこですかぁぁぁ!?


さっきまで怒ってたクセに。


悪魔呼ばわりまでしていたクセに。


「だから機嫌直せよ」


そんなことを耳元で。


うっとりするような優雅な微笑みの中で言われたら――…



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