天使のキス。
に…に…逃げたい。


とたんに恥ずかしくなって、その場から逃げようとしたあたしの腕を掴むじいじ。


ぐっ…
捕まった。


うぅっ…
こうなったら…


にこにことあたしを見つめるじいじに、いろんな疑問をぶつけるしかない。


そう思って、あたしは意を決して、口を開いた。


「じいじ。
じいじがあたしと悠を引き合わせたって何!?
パパは、社長さんから頼まれたって言ってたけど?
悠がウチに住む理由。
悠に普通の暮らしを経験させてやってほしいって」


そう。
だからそこに、じいじが絡んでいるはずもない。

< 556 / 921 >

この作品をシェア

pagetop