天使のキス。
“あーあ。
傍からみている分には冷静でいられるんだけどなぁ…”


涙ぐんで、ママからよしよしされているパパを残念な思いでチラ見した瞬間――…


“げ!これ、数分前のあたしだ!”


パパと自分自身が重なった。


あ…
あたしも、さっきまではあんな感じだったのかぁ…


ルーツを発見しちゃった。


お…お…親子だなぁ…。


冷や汗が吹き出る思いでパパを見つめる中、パパはしくしくから、おいおいへと泣き方を変更し、


「本当の息子と思ってください」


天使の笑顔で言い切った悠とがっちり熱い抱擁をかわした。



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