天使のキス。
「おまえ達の目的は、何だ?
何のために、提携を中止させたい?」


マスクの男は、唇をかみ締めた。


悠のパパは、言葉を続ける。


「水嶋グループを敵にするということは、おまえ達はもとより、家族もそれなりの覚悟を持って臨んでいると思っていいのだな?」


「え?」


マスクの男の顔が歪んだ。


「君たちも、君たちの家族も。
潰されることを望んでいると認識してもいいのだな?」


マスクの男達は、悠のパパの言葉に下を向いた。
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