101回目の告白
「こんにちは・・・あ!!」
部室の奥のソファーに腰掛けていたのは、百瀬くんだった。
「君、百瀬くんだよね??」
「え・・・はい。あ、さっきの・・・。」
百瀬くんはまた頬を赤らめてそう答えると下を向いてしまった。
あたしはポケットから百瀬くんの学生証を取り出した。
「はいこれ。さっき落として行ったよ。」
学生証を差し出す。
「あ、ありがとうございます・・・。」
百瀬くんはそれをそっと受け取った。