モデル同士の恋
『終わったー!』

掃除を始めてから約15分後、やっと終わった。


1つの机を2人で片付けるのになんでこんなに時間かかるの?


でもあたしの机もそれくらいかかってんのかな?


それにしてもあたし頑張った!!

ちゃんと手伝ったもん!!


あたし達は担任のもとへ行き、『センセー終わりました♪』と言う。


「おぉー。偉いじゃないか!
お前らもやればできるんだな♪」


「こいつは自分の部屋片付けできませんよ。」

颯太!余計なことを…。


「うるさい!
片付け嫌いなの!」

「嫌いとか好きとかいう問題じゃねぇだろ。」

なんてあたし達は懲りもせずにまたもケンカを始める。



「まだなんかやりたいのか?
今度は資料室でも掃除させようかなー。」

あたし達が担任のことなど忘れて職員室でケンカを始めると、ニヤッと笑った先生がそう言った。


あっ!

もう嫌だ!!


『そんなの嫌でーす。さよーなら』

あたし達はそう言って、担任から逃げていった。


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