モデル同士の恋
アシスタントさんを見つけて俺たちは聞いてみる。


「あの…あたしのお弁当が置いてないんですけど、知ってますか?」

「え?
結衣さんのですよね?
ちゃんと机の上に置きましたよ。」

やっぱりアシスタントさんではないか。


「そうですか。
誰か私達の部屋に他の人が入ったのを見ていたりはしませんか?」


さすが美月。
賢いな。

「あ、それなら見ましたよ!
後ろ姿だったんで誰かはわかりませんが女の人でした。」


女の人…。

やっぱりあいつか?

普通もっとバレないようにコソコソやるもんだろ。

馬鹿だなあいつ。


「そうですか!
ありがとうございました。」


と美月が代表で言って俺たちは控え室に帰ろうと歩く。


< 179 / 451 >

この作品をシェア

pagetop