モデル同士の恋
「キレイに
ハモったね」

夏希が笑いながら
言った。

「こんな奴と
ハモるのは一生の
不覚だよ~。」

ほんと、
なんでこんな奴と。

「よくハモってる
じゃない。」

うわ、美月~
痛いところ
つかないでよ!

「ハモってない!
こいつが真似する
から悪いんだ。」

そう言ってあたしを
指さす颯太。

は!?

あたしのせいですか?

「あたし真似なんか
するほど幼稚じゃ
ありません!」

「幼稚だろ。
お子様~!」

颯太の方が
幼稚だし!

「あーもう
わかったから。

うるさいから
やめろ!」

大和がそう言って
止めてくる。

「はーい。」
「わかったよ。」

そう言ってあたしは
ため息をついた。



あの後あたし達は
閉店まですごく
忙しかったのは
言うまでもない。


これも全部、
颯太のせい!
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