モデル同士の恋
「えー…それは…
かくかくじかじか…―」
俺が理由を話す。
「マジかよ。
でもさ、なんで結衣怒ってんの?」
大和も俺と同じ意見のようだ。
ほら見ろ!
俺悪いこと特にしてないよな。
「しらねぇよ…
まぁそのうち機嫌直ると信じよう。」
とりあえず、な。
今日のうちに元に戻れればいいけど。
俺らが隅でそんな暗い話をしてる中、
クラスのみんなは大盛り上がりで
委員長を胴上げまでしようとしてる。
夏希も
「はいはい、俺も~!」
と言って走っていってしまう。
…楽しそうだし俺も混ざるかな!
今は結衣のこと気にして落ち込むよりも
楽しんだ方がいいよな。
よし!
「委員長~、落ちるなよ!」
おれはそう言って、
みんなの所へ混ざり、委員長を胴上げする。
胴上げし終わった委員長は涙目だ。
そんなに嬉しいのかよ…
まぁ、確かに嬉しいよな!